CoMo 170/300 の概要

CoMo170/300は、α、β、γ線に感度のある、Znsコーティングプラスチックシンチレーション検出器を採用した、最新型のデジタル表示ポータブル汚染モニターです。

検出器面積170㎝2のCoMo170と、300㎝2のCoMo300の2つラインナップがあります。

GM管式サーベイメーターと比べて測定効率が高く、ガス充填式やガスフロー式に比べてメンテナンス性に優れます。

豊富なオプションも揃っており、様々な測定ニーズに対応しています。

CoMo170
CoMo170



CoMo170とCoMo300
CoMo300(左)とCoMo170(右)

CoMo170/300 主な特徴

  ZnSコーティングのプラスチックシンチレーション検出器!
  1台で、α線、β/γ線を分離測定可能!α線の有無を自動判定!
  測定結果は、cps又は核種毎にBq、Bq/㎝2で表示!
  750データメモリー可能!
  豊富なオプション(下記画像参照)


CoMo170オプション
スメアテスト用オプション

配管内用検出器
配管内測定用検出器オプション

   
CoMo170オプション
床面測定用オプション

CoMo外付け検出器
線量率測定用オプション
   

製品仕様

検出器 Znsコーティングプラスチックシンチレーション検出器
検出器サイズ 検出器面積:170㎝2(CoMo170)、300㎝2(CoMo300)
バックグランド CoMo170:α線(約0.1cps)、βγ(約15~25cps)
CoMo300:α線(約0.1cps)、βγ(約20~30cps)
バックグランド減算 net又はgross表示選択
自動バックグランド減算機能
バックグランド測定時間設定
アラーム cps、核種毎設定可能
測定値表示 cps又はBq, Bq/cm2
核種登録 25核種校正定数設定、2混合核種定義可能
測定時間 自動連続測定又は設定時間測定
表示 128×64ピクセル液晶ディスプレイ
デジタル測定値表示、アナログバー表示併記
電源 単三電池×2本、動作時間約25時間
使用温度範囲 -10℃~40℃、結露なし
寸法 L280×W125×H135mm(CoMo170)
L318×W157×H172mm(CoMo300)
 重量 約750g(CoMo170)、約1,000g(CoMo300) 
製造元 Nuvia Instruments社(ドイツ)

  

核種効率(100㎝2面線源)

 C-14 約14%   Co-60  約23%    I-131 約21% 
 F-18  約18%   Sr-89  約27%   C-137  約35% 
 P-32  約25%   Sr-90/Y-90  約42%   Au-198  約23% 
 S-35  約12%   Tc-99m  約3%   Tl-204  約43% 
 Cl-36  約42%   In-111  約8%   Am-241α  約18% 
 K-40  約30%   I-123  約7%   Pu-238α  約18% 
 Co-57  約7%   I-125  約12%   U-238α  約22% 

 




Nuvia Instruments社は、1993年にSEA社として設立されたドイツにある放射線測定器の製造販売業者です。設立以来、顧客からのカスタマイズ要望などに応じて製造してきた測定器が、各分野でのスタンダード商品となっています。シンチレーション検出器を使った測定装置が得意で、商品ラインナップを多く持っています。
現在は、Nuvia Instruments社と社名を変更しました。

SEA社屋
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